「個人は逆張り」は本当か|「個人が買い越したから底が近い」をやめる。あの相関(▲0.88)は、下がったら買う人ではなく、上がったら売る人が作っているから
「日本の個人投資家は逆張り」——その根拠としてよく挙がる相関係数(月次▲0.62/▲0.73、週次▲0.88)を、定義から検算します。含み益が出たら実現し、含み損は寝かせるだけの投資家4,000人をシミュレーションすると、「下がったら買う」という判断をゼロにしても相関は月次▲0.54まで出ます。つまりあの数字の大半は、逆張り戦略ではなく出口の甘さの集計です。さらに順張りをする個人が2割いれば相関はほぼ消えます。消えていないという事実が、順張りで何を相手にしているのかを教えてくれます。