「掉尾の一振」は本当か|「年末に向けて買っておく」をやめる。77年で7割上がったのは本当でも、上昇は大納会の“前の数日”に集まっていて、この11年は4回しか起きていないから
「掉尾の一振(とうびのいっしん)」——年末の大納会に向けて株価が上がるという相場の言い伝えを、日経平均の実データ(1949〜2025年の77年分)で数え直します。最後の5営業日に上がったのは77年中53年(69%)で、普通の5営業日(55%)より確かに強い偏りでした。ただし上昇は大納会の当日ではなくその2営業日前に集まり、節税売りでも休場前の効果でも説明しきれません。そして2015年以降の11年では、4回しか起きていません。